2008年12月アーカイブ

WEコラボ!研究は厚生労働省「平成20年度障害保健福祉推進事業(障害者自立支援調査研究プロジェクト)」の指定を受けて進めています。

◎WEBページ、新設しました!

今回は~WEコラボSexuality~と題しました。いわゆる性教育やライフスキル教育、交際・結婚支援や子育て支援を考えていくページです。なお、ここ数年、実質的に休会状態となっている<日本障害児性教育研究会>の再始動も企図しており、今回は試みに『障害児性教育研究』バックナンバーの一部をPDFでアップしてみました。ご覧下さい。

 

新年あけましておめでとうございます。今年、2009年もWEコラボ研究、元気にすすめてまいります。

 

2009_new_year.jpg 年末年始はいかがお過ごしでしょうか。

小生は2年ぶりに家族とともに大掃除に明け暮れ、初詣は、近所の氷川神社へ。やはり今年も転寝をしてしまい、紅白歌合戦は夢の中でした。

  さて、3月までのWEコラボ研究、おおよそ次のような予定で進めてまいります。それぞれ正式な公開研究会を日程に入れておりますので、いずれかのセッションでお会いできることと楽しみにしています。

WEコラボin長野~鹿児島、滋賀と開催してきた全体研究協議会&公開研究会シリーズ。日程は2月6日(金)~8日(日)、公開研究会は二日目7日(土)を予定しています。地域自立支援協議会と特別支援教育連携協議会のコラボを進めてきた長野チームが企画してくださっています。会場情報など、詳細はおって掲示しますね。

WEコラボinアメニティ・ネット・フォーラム~恒例となっている滋賀・大津プリンスでの1500人規模フォーラム。今回は『発達障害の豊かな世界』系列の中でシンポの時間をいただけることになりました。タイトルは<WEコラボしませんか?>。こちらも二日目2月21日(土)の夜です。長野北信圏域のの福岡さん、埼玉東松山市の山口さん(現在は教育委員会)、神奈川県川崎市の小野さん(小学校教員)、そして小生の4人でコラボります。

アメニティ・ネット・フォーラムの詳細はこちら→ http://blog.canpan.info/shien-net/archive/23

WEコラボin東京~月中の開催を調整中です。東京での開催を、という声もいただいており、研究班全体のまとめも必要かな、という感触から、東京チームのメンバーでもある全国地域生活支援ネットワーク代表の田中正博さんと企画しているところです。しばらくお待ち下さい。厚生労働省からの委託研究としては単年度、つまり2008年度のみの取り組みですが、今年度の研究班を核にしながら中長期の研究として取り組んでいく所存です。

 なお、1月20日(火)、21日(水)にはNPO法人み・らいず(過去ブログ参照)代表の河内さんと"おかん"桝谷さんをWEコラボ研究の一環で大学にお招きします。学生諸君との交流をはじめ、オープンにしますので、<コラボ>希望の方は次までご連絡ください。キーワードは発達障害の学習支援と就労支援、不登校・ひきこもりの居場所づくり、ノーマライゼーションは子どもから、です。

連絡先:wewewe@u-gakugei.ac.jp  *件名を<み・らいず>交流会希望としてください。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

WEコラボ!研究は厚生労働省「平成20年度障害保健福祉推進事業(障害者自立支援調査研究プロジェクト)」の指定を受けて進めています。

 

 クリスマス・イヴから一夜明け、東京は快晴、穏やかな冬空です。昨年の今頃はスウェーデンのヴェクショー大学内にある学生寮で、ホントに<一人>過ごしていました。あちらのクリスマスは若い学生諸君も実家に帰り、家族で過ごす日のようで、クリスマス前から帰省ラッシュ?の始まりでした。立派な学生寮にわずかに残っているのは留学生のみ。小生もスカイプで家族とやりとりする以外なすすべもなく、夕方以降にバスさえ止まる事実に驚愕し、凍える湖畔をたどり歩いて大聖堂のミサに参加していました。今年のクリスマス・イヴ、皆さんはいかがでしたか?

 

winter1209.jpg 

↑↑↑昨年末のヴェクショー大学近くの疎林。

この写真を家族に贈ったら、「んっ・・・誰?・・・・うそっ、お父さん?!」「ピースしてるしーっ」「一人だしーっ」「さみしいしーっ?」等々、たいそう<受けた>そうです。妻から後日談にて。

 

 

 

 ところで、「派遣切り」「緊急雇用対策」云々の言葉を見聞きしないことのない日々が続いていますが、厳しいご家庭では益々厳しさが増しているようです。先日、小学校で介助員をしているMさんから、次のようなエピソードを聴かせていただきました。どう説明すればよかったのかしら、と。クラスは小学校5年生。サンタは実はお父さん・お母さんがやってるものと相当程度わかりつつも、ちょっぴり<もしかしたら>という想いも残っている彼・彼女たち。介助員のMさん、年中ちょっかいを出してくる男子生徒Kくん、中国出身のRくんの会話です。

Kくん:Mさぁん、今日はサンタで忙しいんだろ、早く帰りなよ。

Mさん:(笑いをこらえて)えーっ、うちはホントにサンタが来るのよ。だから大丈夫なの。

Kくん:うそっ、まじで?(ちょっと戸惑いつつ)・・・うそだよ、早く帰った方がいいよ。

Rくん:・・・・(じっと、真剣な眼差しで)Mさん、どうしたらサンタさんて、来てくれるのかな・・・。

Mさん:(みんなに来るよ、と言いかけて、はたとRくんのおうちの経済状況を思い浮かべ)あーっと、 えーとねぇ、・・・うちではね、2ヶ月くらい前から子どもたちがお願いの手紙を書いて、冷蔵庫とかに貼っておくのね。そうしないと、ほら、サンタさんて世界中の子どもたちに配らないといけないから、見落とすとかもしれないでしょ・・・・?(と苦しい説明に言葉が詰まる)

Rくん:(愕然と気がついた表情で)・・・そっか、2ヶ月前に手紙を貼るのか・・・(と背を向けて去る)

Mさん:・・・(あちゃー、何てひどい説明しちゃったんだろう。来年、手紙貼っても来なかったらどうしよう・・・)。

 

 どんなものでもいい、心さえこもっていれば、とは大人の都合でしょうか。福祉に何を期待するか、というテーマで学校の先生にヒアリングをすると、もっともっと厳しい家族支援が必要な事例が語られます。中には司法福祉にまたがるケースも。かつてNHKスペシャルで放映された<こどもの里(大阪・釜ヶ崎)>、そこに集う子ども・親・支援者の皆さんに改めて想いを寄せています。今年の初冬に訪問した愛隣園・小規模児童養護施設(熊本県山鹿市)の子どもたちの笑顔を思いおこしています。

 小生はといえば、気がつけば子どもたちからクリスマス・プレゼントを贈られる年回りになったことに気づかされました。今、改めて、WEコラボは何をしなくてはならないか、と問い直しています。

 

 

Ryoko_Cake_20081225.jpgクリスマス・イヴにはワインが、イヴがあけた朝のテーブルにはカップケーキとクッキーが届いていました。

 

 この一年、大変お世話になりました。新年もどうぞよろしくお願いいたします。

◎WEコラボ!研究は厚生労働省「平成20年度障害保健福祉推進事業(障害者自立支援調査研究プロジェクト)」の指定を受けて進めています。

 

◎ウェブページ、新設しました!

<WEコラボInternational>を新設しました。このページには世界のWEコラボ、日本と海外のWEコラボに関する情報を紹介していきます。第一弾はレバノンのパレスチナ難民キャンプレポート。 どうぞご覧ください。

 

 今年度のWEコラボ研究班では、<納得の就学>が一つのキーワードになっています。特に長野チームのレポートにあるように、保護者の立場から見れば<障がい>の発見以降に放っておかれない仕組み、「こんなにみんながチームで支えてくれるんだ」と実感できる経験をベースに、小学校の通常学級、通級指導教室利用、特別支援学級、特別支援学校を納得して選ぶことの重要性を繰り返し確認しあってきています。

 研究としてのエビデンス、という点から考えると、この重要性を<効果>として捉え返すのは、なかなか難しい作業です。一つには子どもとその家族を5年、10年というスパンで追跡しなくてはならないからです。チームで支えてもらった経験が納得の就学を促したか、そのことが関係機関との協働をさらに促して子どもの地域生活を豊かにしたか、それがさらに子離れ・親離れにつながったり、地域のネットワークづくりとして結実したか・・・・いずれも地域ごとの「実感」としては語り得ても、目に見える数値や文言で表すのはとても難しい。

 

 

 

we-shiga-20081219s.jpg↑↑↑

WEコラボin滋賀に参加いただいた長野県飯山養護学校の伊藤教頭。バックは障がいのある人たちのアートを<一人のアーティスト>として常設するNOMA美術館です。近江八幡市の古民家を活用したホッとできるアート・スペースでした。

 

 WEコラボ研究班でも、こうした難しさを痛感しつつ、どうすれば<チーム支援がくばる安心感>の効果を多くの皆さんに伝えられるか、共有できるかに日々こころを砕いているところです。なかなか「これだ!」という方法・手だてをつかめないでいるのですが、当事者である保護者の方々からは共感いただける機会が少なくありません。

 先だって、東京都板橋区親の会で「知的障がいのある子どもの『思春期』と向き合うために」というテーマでお話させていただく機会を得たのもその一つ。以上のようなメッセージをお伝えしたところ、例えば次のような感想を頂きました。

・「自分だけがなんとかして頑張らなくてはいけない」と思っていたが、ひとりで頑張らなくて良いんだ、ということがわかった。親子共々、たくさんの人に支えてもらい、たくさんの人の力を借りて息子を育てていこうと思った。
・「子離れ」ができなくて悩んでいたが、周りの人に託すようにすることができてはじめて「子離れ」ができると聞き、それなら自分にもできると思い、安心した。

 エビデンスにばかり気をとられるとマニアックに悩み込むことになり、結局「研究なんて関係ないわ」とばかりに実践が進んでしまいます。実践が進むことは望ましいのですが、「ホントに間違いないの?」「ホントにこれだけの予算が必要なの?」と問われたときにたじろいでしまいかねません。障害者自立支援法の見直し、障害児支援の見直し、特別支援教育の推進も量は別として方向感としてはWEコラボを後押ししてくれるものと期待しつつ、さらに元気印で進まなくては、との想いを新たにしているところです。

WEコラボin滋賀

◎WEコラボ!研究は厚生労働省「平成20年度障害保健福祉推進事業(障害者自立支援調査研究プロジェクト)」の指定を受けて進めています。

 

◎リンク集更新しました!

先般、NPO法人埼玉県障害者相談支援専門員協会(SSA)の菊本圭一さんにお招き頂き、スウェーデンと日本のWEコラボについて報告させていただいたところ、素敵なHP(コラムのところ)に掲載いただきました。URLは次のとおりです(WEコラボ・リンク集も更新しました)。

http://www.muse.dti.ne.jp/ssa/column.html

 

 

12月5日(金)~7日(日)にかけ、滋賀県甲賀市、近江八幡市でWEコラボin滋賀<全体研究協議会>を開催しました。詳細・成果・想い等々は順次お知らせしてきますが、取り急ぎ、長野チーム・滋賀チーム・鹿児島チームの資料をアップしておきます。ぜひ、ご覧ください。

やはり、あらためて<コラボレーション=協働>することの力を痛感しています。小生のみならず、多くの研究会メンバーが多地域・多職種コラボがもたらしてくれるパワーを実感していると思います。この実感をリアルにお伝えできる力がないのが、何とももどかしいのですが、せめて次の写真から想像してみて頂ければと。

なお、今回は公開研究会をDVD録画しましたので、何らかの形で配信できないか、検討中です。

 

we-shiga-20081206-01s.jpg↑↑↑

社会福祉法人オープンスペースれがーと内<がむしゃら>にて鹿児島チーム産の豚シャブで交流会!写真は滋賀チームの皆さんです。

 

we-shiga-20081206-02s.jpg↑↑↑ 

長野チームの公開研報告。福岡さんの名調子で盛り上がる会場と時折戸惑う(笑)報告者のみなさん。今回は養護学校の伊藤教頭、教育相談の小田切先生、それに地域の生き字引と言われる北岡家庭児童相談員も参加していただきました。

 

we-kagoshima-20081203s.jpg 

 ↑↑↑

こちらはWEコラボin滋賀に先立って行われた鹿児島チームの個別支援会議です(12/03)。いろいろ課題も浮き彫りになりましたが、大きな一歩が踏み出せたのではないか、と思っています。小生もライブで参加させていただきました。

 

WEコラボin滋賀については、少し連載風につづっていく予定です。

またその前後に仙台市アーチルさんとのコラボ、横浜南部療育センター白鳥さんとのコラボ、板橋区親の会の皆さんとのコラボ、全国ネット・新潟フォーラムとのコラボと盛りだくさんの年末です。あわせてお知らせしていきますので、どうぞお楽しみに。