2012年3月アーカイブ

春の足音・・・

Våren knackar på ~ 直訳すれば「春が(ドアを)ノックする」ですが、「春はもう、そこまで・・・」といったところでしょう。今日はこれまでの快晴から一転、雪景色となりましたが、水分の多い春の雪で、むしろ暖かく感じます。気がつけば明日は帰国の途につく日となりましたが、幸か不幸か、今回も大きな学習課題/宿題を持ち帰ることができそうです。

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定宿のホテルSirius前。昨晩から降り出した雪が少し積もっています。これはこれで、美しい風景ですね。

目の前の公園は、夏になるとJazz Festivalが開かれることで有名だそうです。ホテルのロビーには1980年代から続くFestivalのポスターが飾られています。小生もJazzファンですが、確かに1980年代から、コペンハーゲン中心にケニー・ドリューらが活躍していましたね。

 

 

 

「新たな時代」を読み解くという宿題

一昨日、自閉症スペクトラムの生徒に特化したリソース学校「Klara」を訪問し、改めて柔軟に構造化・視覚化された学習環境の中で進められる、先生と生徒の暖かい交流を通した学習に感心しきりでした。そして、例によって「分離的統合」の話しを特別教育家になったリンダ(2年前にお会いしたときは成るべく勉強中でした)先生に持ちかけたところ、むしろ新しい学校教育法と学習指導要領の話題で持ちきりとなりました。いずれも今年度、2011年秋学期から適用されているとのこと。改正されるらしいとは聞いていたのですが、恥ずかしながら1年遅れの情報確認となりました。とはいえ、1000頁を越える改正学校教育法、きわめて詳細なシラバスが示された学習指導要領Lgr2011を通して、スウェーデンがどのような方向感で「新たな時代」に向かおうとしているのか、という大きく、貴重な宿題を頂いた想いです。

 

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今日のスケジュールは・・・朝食・HR・感情温度計・物理化学・休憩・英語・昼食準備・昼食・昼休み・物理化学・休憩・数学・休憩・読書・おやつ・下校、です。わかりますよね?

 

 

 

 

 

Kristianstadの週末

・・・それよりも<戦争と平和>ということ

スウェーデンの南部、スコーネ地方の東北部、クリファンスタ(Kristianstad)を再訪して最初の週末です。今回もまた、お邪魔した国立肢体不自由高校クリファンスタ校(RG/RH Kristianstad)。この高校は重度身体障害はあるが、知的障害はない生徒のうち、希望者を審査の上受け入れる国立高校で、全国に4校あり、クリファンスタではセーデルポート高校内に設置されています。

いつも適度な緊張と楽しさを兼ね備えたプログラムを用意してくれる特別教育家(高度な専門教育を受けた特別支援教育Coといったところ)のJan先生。この日は「日本の宗教と文化を学ぶ~神道・仏教・儒教・茶道・華道」という授業で特別講師役!(超汗汗(>_<))除夜の鐘、初詣、お節料理、ルールを愛する日本人と儒教の影響・・・・等々怪しげな?議論を重ねつつ、それでも楽しい授業が続いたのですが・・・。

 

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見えますか?左上のプリントはお節料理です。日本人は元旦に何故、お節を食べるのか?神道の祝賀料理で、神が宿っており、食べることで清めと長寿をえる、という小生の説明は・・・とホントでしょうか? 

 

 

 

 

 

Kristianstad201203 042.JPG ・・・ それよりも、の意味は、 授業後にJan先生が教えて下さったことのインパクトでした。日本語も勉強したい、と言ってくれたイラク出身のAYATさん。高校3年目(本校は4~5年在籍できる)の女性。彼女の身体障害はイラク戦争でミサイル被爆し、全身やけどと繰り返しの皮膚移植、整形外科手術等による筋肉麻痺などでした。私が目にしてきたケロイドとは明らかに違う手の皮膚・・・。移民を受け入れ続けるスウェーデンに来るたび、戦争と平和の問題が日常の身近にあることに驚かされます。