Kristianstadの週末

・・・それよりも<戦争と平和>ということ

スウェーデンの南部、スコーネ地方の東北部、クリファンスタ(Kristianstad)を再訪して最初の週末です。今回もまた、お邪魔した国立肢体不自由高校クリファンスタ校(RG/RH Kristianstad)。この高校は重度身体障害はあるが、知的障害はない生徒のうち、希望者を審査の上受け入れる国立高校で、全国に4校あり、クリファンスタではセーデルポート高校内に設置されています。

いつも適度な緊張と楽しさを兼ね備えたプログラムを用意してくれる特別教育家(高度な専門教育を受けた特別支援教育Coといったところ)のJan先生。この日は「日本の宗教と文化を学ぶ~神道・仏教・儒教・茶道・華道」という授業で特別講師役!(超汗汗(>_<))除夜の鐘、初詣、お節料理、ルールを愛する日本人と儒教の影響・・・・等々怪しげな?議論を重ねつつ、それでも楽しい授業が続いたのですが・・・。

 

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見えますか?左上のプリントはお節料理です。日本人は元旦に何故、お節を食べるのか?神道の祝賀料理で、神が宿っており、食べることで清めと長寿をえる、という小生の説明は・・・とホントでしょうか? 

 

 

 

 

 

Kristianstad201203 042.JPG ・・・ それよりも、の意味は、 授業後にJan先生が教えて下さったことのインパクトでした。日本語も勉強したい、と言ってくれたイラク出身のAYATさん。高校3年目(本校は4~5年在籍できる)の女性。彼女の身体障害はイラク戦争でミサイル被爆し、全身やけどと繰り返しの皮膚移植、整形外科手術等による筋肉麻痺などでした。私が目にしてきたケロイドとは明らかに違う手の皮膚・・・。移民を受け入れ続けるスウェーデンに来るたび、戦争と平和の問題が日常の身近にあることに驚かされます。

<1週間のリズム>ということ~Linnérundanを歩きながら

Kristianstad駅は街の南縁にあり、線路に沿った川を渡ると湖沼・湿地帯が広がります。ここから1周6㎞ほどの遊歩道があり、それが植物の分類で著名なスウェーデンの学者リンネにちなんで「リンネ自然回遊道」と名付けられています。晴天と小春日和に恵まれた金曜の午後、散策を楽しみました。そして、改めて、ノーマライゼーションの原理でいうこところ「ノーマルな1週間のリズム」ということに思いを馳せることになったのです。

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しばらく歩くと湿地を抜け、400年前の城跡に到着。この日はおそらく10度近い「暖かさ」で雲一つ無い晴天。風も弱く、野鳥のさえずり声や水鳥の群れを遠くに見ながら、ゆっくり2時間ほどの散策です。

ところで、金曜の午後、こうして散策を楽しむ人は少なくないようです。高齢者ばかりでなく、働き盛りと見受けられる人や若者も、散策したり、ベンチに腰掛けて日光浴を楽しんでいるのです。

 

 

 

 

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雪解けの水が溢れ、回遊道が途切れるアクシデントも楽しい一時。

月曜から木曜まではしっかり働く。金曜日は早めに仕事をあがり、散策や週末の食卓用買い出しにいそしむ。土曜日は広場にたつ市場に出かけ、午後2時過ぎには閉まる店とともに帰宅。夜に教会のコンサートや食事付きミサ、日曜は定例のミサで静かに過ごす。かつては日本にもあった?1週間のリズムがしっかり刻まれている感じがしてなりません。

 

 

このブログ更新は土曜日の朝に行っていますが、ホテルの朝食も平日は6:30~9:00なのに対して、土日休日は8:00~10:00。日本のビジネスホテルで、こうした設定を経験したことがありません。どちらが良い悪いではなく、「ノーマルな暮らしのリズム」とは何かを考えさせられてならないのです。

さて、そろそろ市場へ出かけてみましょうか。今夜はここからバスで30分ほどのÅhusという集落の教会でKristianstad大学のJerry先生とコンサートを楽しむ予定です。

では、また。